【まとめ】5月中旬 苗箱への種まき(播種)の方法、やり方
種籾の準備ができたら、苗箱に種を播きます。農家の方はベルトコンベアのような播種機を使っていますが、私は手動で使える播種機を使って播きます。
- <播種機>
- <苗箱>
- <育苗培土>
- <苗箱と育苗培土の数の目安>
- <手順>
- 1.種籾を乾かす
- 2.育苗培土を出す
- 3.土を入れて仕切り板で均す
- 4.苗箱を並べる
- 5.苗箱に水をかける
- 6.水をしっかり染み込ませる
- 7.播種機を薄まき設定し種籾を入れる
- 8.苗箱の両端に空箱を置く
- 9.播種機を押して種を播く
- 10.播種機に土を入れて土を被せる
- <種蒔き後の注意点>
- <メンテナンス>
- (参考)ポット苗の種蒔き方法
- <最後に>
<播種機>
普通の農家の方は、ベルトコンベアのような播種機
を使っていますが、私は倉庫もないので手動の播種機を使っています。機種はK-6Tです。
<苗箱>
苗箱は必ず底の穴が小さいものを使ってください。
穴が小さいと簡単に苗を取り出す事ができますが...
まともに田植えができなくなりますので、気をつけてください。穴が大きい苗箱を使う場合は、苗箱の底に敷きシートを敷きます。
←こんな感じ
<育苗培土>
使う土は、ホームセンターで売っている粒状の育苗培土ですが、化学肥料を使っていると思うので、こだわりのある人は有機肥料の育苗培土を使ってください。
<苗箱と育苗培土の数の目安>
また、苗箱30箱を作るのに2kgの土が8袋必要でした。つまり、土の袋数は苗箱の個数を4で割って切上げた個数が目安となると思います。
<手順>
- <播種機>
- <苗箱>
- <育苗培土>
- <苗箱と育苗培土の数の目安>
- <手順>
- 1.種籾を乾かす
- 2.育苗培土を出す
- 3.土を入れて仕切り板で均す
- 4.苗箱を並べる
- 5.苗箱に水をかける
- 6.水をしっかり染み込ませる
- 7.播種機を薄まき設定し種籾を入れる
- 8.苗箱の両端に空箱を置く
- 9.播種機を押して種を播く
- 10.播種機に土を入れて土を被せる
- <種蒔き後の注意点>
- <メンテナンス>
- (参考)ポット苗の種蒔き方法
- <最後に>
1.種籾を乾かす
2.育苗培土を出す
乾かしている間に、苗箱の中に土を出します。使う土は、ホームセンターで売っている粒状の育苗培土です。苗箱30箱作るのに2kgの土が8袋必要でした。つまり、土の袋数は苗箱の個数を4で割って切上げた個数を目安にする事にします。
この培土を手刈りのときに使ったトロ船に出して作業します。土がはみ出ることなくお勧めです!
3.土を入れて仕切り板で均す
次に、種まき機の付属品でついている仕切り板を使います。
上の溝が苗箱の上から7mm下の高さ、下の溝が苗箱の上から10mmの高さに土の量を揃えることができます。
この苗箱に土を入れて、仕切り板10mmで土を摺りきって、表面を平らに均します。
4.苗箱を並べる
これを33枚作成して、11枚づつ3列に並べます。
5.苗箱に水をかける
次に、苗箱に水をかけます。
注意するのは、土の上に水が浮くぐらいしっかりかけなければなりません。この水だけで、芽が出るまで(約5日間)水をやりません。
6.水をしっかり染み込ませる
この状態ですぐに播くのではなく、表面に水が見えなくなるぐらいまでしっかり水を染み込ませます。私は昼ごはんと休憩で2時間後に種まきを始めました。
7.播種機を薄まき設定し種籾を入れる
表面に水が見えなくなったら、やっと種まきです!種籾が乾いたら、種籾を種まき機に入れて、メモリは2つとも”0”にして、一番の薄まきの設定にしておきます。
8.苗箱の両端に空箱を置く
スタートに空箱2箱、最後に空箱1箱を置いておきます。
9.播種機を押して種を播く
引っ張り棒を引っ掛けて、
ゆっくり歩くスピードで押していくと種が播けます。薄撒きにしたければ、歩くスピードを早めればよさそうです。
一番の薄まきの設定にすると、種の量はこんな感じです。鳩胸状態かどうかで、藩種量が変わっています。鳩胸状態だと、良い感じの薄まきになりました。
←種籾が鳩胸状態でない場合
←種籾が鳩胸状態の場合
10.播種機に土を入れて土を被せる
次に、土を入れてメモリを”0⇒5”に変更して、種籾の上に土を被せていきます。
ゆっくり押していくと薄く土が被さります。ゆっくり押しながら1往復半すると、種籾が見えなくなります。これで、種まきは完了です\(o⌒∇⌒o)/。
<種蒔き後の注意点>
注意点は、種籾を播く前は水をやりましたが、上に土を覆土した後は、水をかけてはいけません!水をかけると、土が締まって種籾が酸欠になるそうです。生命力のある稲科の植物が、そんなに弱い事はないと思うけどね(^▽^;)。芽を揃えるために、守る事は守っておきましょう(^▽^)/
<メンテナンス>
最後に、土をほうきで払って種まき機を掃除して保管しましょう。1年に1回しか使わないので、メンテは大切です。
(参考)ポット苗の種蒔き方法
ポット苗の藩種は、かなりしんどい作業でした。
まず、土を軽く入れて仕切り板で土を切ります。
空箱を上に乗せて土を圧縮して、種籾を置く空間を作ります。
その押し込んだ空間に、一粒ずつ置いていきます。発芽しなくても植え直せばいいという気持ちで、必ず1本苗にしておきます。
その上に土を乗せて種籾を埋めます。
<最後に>
この播種機を使って一番薄まき設定にしても、理想の薄まきまでにはなりません。改造する事で、もっと薄まきにできるそうなので、興味ある方は探してみてもいいかも。自分でパラパラと種蒔きするよりは簡単で短時間でできるので、興味ある方は使ってみてください(o^∇^o)ノ。
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