【まとめ】お米を籾で常温保存・保管する方法、やり方(玄米保管との比較)
私は、収穫した籾を...
全部農家さんに玄米するのではなく、一部を籾保管をしています(o^∇^o)ノ。
<籾と玄米と白米の違い>
まずは、籾と玄米の違い↓ですが、
田んぼで実っている稲の
粒粒そのものが籾↓です。
スーパーとかでは絶対売っていません!田んぼで実っているそのままという事は、これを水に浸けておくと芽がでます。つまり生きているお米ですo(*^▽^*)o
この籾から、籾殻をとると玄米↓になります。
玄米だと、スーパーでも売っています。
玄米から精米すると、白米↓になります。
スーパーで売っているのは白米が基本です。
一般的に、玄米⇒白米は農協の横にあるコイン精米所で精米できますし、家庭用の精米機も安い値段で売っています。昔は、スーパーで販売している米は白米だけでしたが、玄米で売られるようになったのはお米の美味しさが長持ちするからです!
<籾保管のメリット>
さて、そこでなぜ私が、他の人がめったにしない籾で保管しているかというと、次のメリットがあるからです!
①常温での保管できるので、冷蔵設備がいらない!
②玄米だと虫(コクゾウムシ等)が発生するが、籾だと発生しない!
①②については、玄米だと常温で1~2ヶ月で食味が落ち、虫が発生するため、一般的に保冷庫で保管します。
ただし、保冷庫だと、電気代かかるし、重いし、お米を作らなくなった時の処分に困ります。また、屋外に保管しておくと泥棒に取られるので、戸締りのできる屋内に場所をとらなくてはならないです。
それに比べて籾だと常温で保管できるので、直射日光に当たらず、風通しのいい場所にお米専用のドラム缶
の中に入れておけば、ランニング費用はかからないし、軽いし、処分もし易いです!屋外で保管していても、泥棒は籾を玄米にできないので、取られる事もないと思われます。
私の場合は、直射日光が当たりにくい家の東側にホームセンターで購入した安いSPF材と波板で小屋を作り、隙間風ばっちしで保管しています。壊れたら作り直せばいいと思って塗装も防水していないですが、2010年に作ってから、なんとか持ちこたえています(^▽^)/
この時のコツとしては、保存缶の高さを最低50cm以上にしておく事です。
そうすると、籾を入れる時に、格段に楽になります。
③米が生きているので、玄米より長持ちして、籾摺り⇒精米すると新米に近い食味!
③については、最も簡単に品質を落とさず、いつでも新米に近い食味でいただけます。収穫後2年間位であれば新米に近い状態らしいです(ただし、1年過ぎるとさすがに食味も落ちてきますが...)
④来年の種籾に使えます!
④は、玄米で保管すると来年の種籾を別に籾で保管する必要がありますが、籾保管すると食べるお米と種籾が兼用できます。そうすると、普通よりも厳しい種の選定作業をしても種籾がなくなることがありません。
<籾保管を行わない理由>
メリットが多い籾保管ですが、なぜ籾のまま売らないかというと販売者から見て次のデメリットがあるからと思います。
(1)籾だと玄米の2割増しの保管場所が必要
(2)普通の家庭では籾摺り機がないので、籾から玄米にできない
ただし、私から見ると(1)は個人で保管する量であれば少々容量が増えても問題ありません。(2)はハードル高く思われがちですが、籾摺り機を買えば解決します!籾摺り機については、少々大きいですが十分個人で手に入れる事ができます。詳細は、次のまとめ記事で説明しますね(*゚▽゚)ノ ↓
<最後に>
少量のお米を作っている方であれば、籾保管を考えてみるのもいかがでしょうか。私は夏の暑い時期を乗り越える方法として活用しています(o^∇^o)ノ。
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