【まとめ】田んぼに生える草の種類と特徴
お米を作るにあたって、稲の成長を阻害する草を一般的に雑草と言いますが、その草の種類は多種にわたります。私の田んぼで生えている草は、次の通りです。
それぞれの特徴は次の通りです。
<コナギ【除草必須】>
まずは、私の一番の強敵?、終生のライバル?となっているコナギは、深水管理するだけでは抑える事ができません。大きくなると、こんな感じです。
拡大するとこんな感じです。
ちょっと、除草するだけですぐに束になります。
小さい時は、こんな感じです。
大きくなる前に除草をする必要があり、次のような対策を毎年工夫しながら行っています。
<クログワイ【除草必須】>
チェーン除草によってコナギが少なくなってきた後、最後に残る草です。近くで自然農で育てている人も、このクロゴワイに苦労しているそうです。細長くツンツンしています。
クロゴワイがなぜ除草しにくいかというと、コナギと比べて黒い大きな球根から生えているからです。
球根を拡大するとこんな感じです。
チェーン除草すると、小さいときは浮いてきてくれます。
小さいときはコナギと似ていますが、球根があるのがクログワイで球根のないのがコナギです。
近くで自然農をしている方が言うには、球根は冬の寒さにあてると芽が生えなくなるため、寒起こし(稲刈り後すぐに耕起)することで球根を地表にだして、毎年少しずつ少なくしていくそうです。しかし、私はトラクターを持っていないため耕起回数を少なくしているため、チェーン除草で少しでも浮かして稲の成長を待つしかありません。クログワイがどれぐらい稲の生長の邪魔をするか、しばらく様子を見ようと思います。
<ヒエ【除草必須】>
ヒエは深水管理が上手くいけば、抑える事ができます。
稲とヒエは同じイネ科なので似ていますが、ヒエの方が稲よりも緑色が薄くて横に広がっているので、遠目で見れば判別できます。それに、大体生長が早いので稲よりも大きいです(〃⌒∇⌒)ゞ。
それでも分からなければ、稲だと節の所に髭が生えているかどうかで判別します。
成長すると、稲の高さよりも高く成長し、覆いかぶさってまったく育たなくなります。
こうならないように、深水管理の工夫をしていきましょう!
<チョウジタテ【除草必須】>
これも深水管理すると抑えられます。薄緑で形が違うのですぐ分かります。稲刈りの時期には木質化するので、できる限り抜いておきます。
成長するとこんな感じです。ほとんど、もっと大きいです(^^;
私は、除草機をかける時に抜いていきます。
<ホソバヒメミソハギ【除草必須】>
これも深水管理すると抑えられます。薄緑で形が違うのですぐ分かります。これも木質化するので、できる限り抜いておきます。
成長すると、こんな感じです。
<クサネム【除草必須】>
これも深水管理すると抑えられます。おじぎ草のような葉をしている草です。豆の中に実ができると、お米の大きさと重さが同じなので籾摺り機で選別できないので、抜いておきます。
成長すると、こんな感じです。
稲刈りの時期まで残ってしまうと、玄米にしたお米の中に黒い種が混じってしまいます。
<タマガヤツリ【気にしない】>
花が咲く前は全然目立たなく茎も稲の色と変わらないですが、花が咲くと黄緑色になって凄く目立ちます。私の田んぼでは、あまり悪さをしないので、あまり気にしません。
田んぼによって生えてくる草は異なっているので、除草方法も異なってきます。皆さんも、色々工夫しながら方法を検討してみてください。まずは、深水管理するだけでも対策する草が減ると思います(o^∇^o)ノ。
↓頑張れの応援クリック待ってま~す↓