【まとめ】泥状の田んぼでの稲の手刈り&藁(わら)結びの方法、やり方
1~2年目は手刈り&天日干しを行っていましたが、3~6年目は機械刈り&機械乾燥で収穫していました。しかし、私の理想は天日干し米なので、7年目に0.7反だけ、手刈り&天日干しを行いました。
- <手刈り用のノコギリ鎌>
- <泥状の田んぼ>
- <筋肉痛になる原因>
- <椅子に座りながら作業できる腰掛台車>
- <運搬するためのトロ船>
- <手刈りの手順>
- 1.稲を刈って、トロ船に入れる
- 2.刈った稲をトロ船と一緒に運ぶ
- 3.束にした稲を結ぶ
- <作業の役割分担>
- <最後に>
<手刈り用のノコギリ鎌>
手刈りをする場合は鎌を使いますが、必ず刃がノコギリ状になっている物を使います。最近は、100円ショップでも売っているのを見かけます。
ノコギリ状の刃だと、気持ち良いほど刈り取る事ができます。ノコギリ状になっていない鎌を使うと、10倍以上労力がかかるといっても過言ではありませんので、ご注意ください。
<泥状の田んぼ>
さて、普通の田んぼであれば、稲刈りの時期までに田んぼを乾かすのですが、私の0.7反の田んぼはほとんど乾かず泥状です。
<筋肉痛になる原因>
泥上の田んぼを手刈りすると、足は泥に取られたり、稲を泥の上に置けなかったりで、非常に疲れる作業となります。稲の手刈りを少しでも楽にできるように...筋肉痛にならない方法を考えてみました。
まず、筋肉痛になる原因は、私の場合は次の2つです。
①膝を曲げたままで屈んで手刈りするから
②田んぼがドロドロで、刈った稲を都度脇の道路まで運ぶため、膝曲げ~立ち上がる~運ぶという一連の作業回数が多くなるから
<椅子に座りながら作業できる腰掛台車>
まずは①を解決するために、椅子に座りながら稲刈りできたらいいなと思って、ホームセンタをぶらりとしてみました。すると、こんな商品を見つけました。
この商品は、次のメリットがあります!!
(1)椅子に座って作業ができるので、稲刈りが楽!
(2)座り心地もクッションがあって最高!何時間でも座っていられます♪
(3)車輪がついているので、座ったまま移動ができる!
(4)椅子が回るので、広い範囲まで手が届く!
(5)車輪の幅が広いので、ドロドロの田んぼでも意外と沈まない!
特に(5)の効果は絶大で、水はけが悪い田んぼこそ、この椅子をお勧めします(o^∇^o)ノ。田んぼで使えなくても、畑でも使えるので損はないと思います♪
<運搬するためのトロ船>
もうひとつ、筋肉痛の原因となっていた②の稲の運搬ですが、ある程度の量をまとめて運ぶことができたらいいなと思い、こんな商品を買いました。左官屋さんが使うトロ船です。
最初は、こんなソリ
を買おうと思っていましたが、丈夫さと深さを考えてこの商品を選びました。この商品も使い勝手がよくて当たり商品でした!
この商品は、次のメリットがあります。
(1)直接ドロドロの田んぼに稲を置かなくてもよい
(2)左官屋さんが使うのを想定して丈夫な作りにしている
(3)深さがあるので、稲を入れても穂に泥につかない
(4)箱に入れたまま運び、結ぶので、穂から籾がとれにくい
(5)稲を刈る人と、稲を運ぶ人、稲を結ぶ人等の役割分担がやり易い
トロ船に入れずに作業した際の写真ですが、稲穂を置いたコンクリートに籾があたって大分とれてしまいました。この籾落ちも、箱の中で作業をすることで、避けることができます!
もったいな~い!!
<手刈りの手順>
この二つの商品を使って行う作業は、次の手順です。
- <手刈り用のノコギリ鎌>
- <泥状の田んぼ>
- <筋肉痛になる原因>
- <椅子に座りながら作業できる腰掛台車>
- <運搬するためのトロ船>
- <手刈りの手順>
- 1.稲を刈って、トロ船に入れる
- 2.刈った稲をトロ船と一緒に運ぶ
- 3.束にした稲を結ぶ
- <作業の役割分担>
- <最後に>
1.稲を刈って、トロ船に入れる
椅子に座って稲を2株ずつ8株を一束にして、4束を交差させ、1束をその上に乗せて4束を押さえるようにおきます。これで5束が箱の中に入りました。
2.刈った稲をトロ船と一緒に運ぶ
この箱をハザ掛けの近くの道路に運びます。
3.束にした稲を結ぶ
100円ショップで販売している麻紐を使って結んだり縛ったりする事も出来ますが...
藁(わら)で結ぶ事もできます。地元の農家の方に藁の縛り方を教えてもらったのでここに書いておきます。
藁で稲を束ねていくと、麻紐と比べて結び易くて丈夫なので、作業もはかどりハザ木に干すのも楽でいいです。これを続けてしまうと、もう麻紐には戻れないですね(〃⌒∇⌒)ゞ。
(1)藁を棒などで叩いて丈夫にする
これを行うと、藁が千切れにくくなります。
(2)3つほど藁を取る
(3)稲束の下を通す
(4)ひと回りさせて、ギュッと締める
(5)何回もひねりながら、よりきつく締めていく
※立ったまま稲をクルクル回して捻っていく方法(作業がかっこよく見えます)もあります。鉄腕DASHでTOKIOがやっていますね(^^
(6)一番上までひねって、1本の締め縄風にする
(7)指で押さえながら上に引っ張り、できた隙間に人差し指を差し込む
(8)差し込んだ人差し指との隙間に、ひねった締め縄を差し込む
(9)差し込んだ締め縄で輪っかを作る
拡大すると、こんな感じです。
<作業の役割分担>
今日の作業は一人で行っていたので、座ったり立ったりしましたが、複数人の役割分担を考えてみると、4人居れば疲れず、効率よく稲刈りができます。一番疲れるのは2人目ですね(〃⌒∇⌒)ゞ。
(1人目)椅子に座ったまま刈り続ける人
(2人目)箱を稲刈りしている人の近くに移動させたり、5束入ったら運ぶ人
(3人目)稲を結んで、箱から出す人
(4人目)稲を稲干し台に干す人
1,2人目を増やす事ができれば、同時作業がもっとできそうです。
<最後に>
水はけが悪い田んぼを手刈りする場合は、参考になればと思います(o^∇^o)ノ。
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