素人が趣味で始めた自然農お米作り

3.3反(1.7反と1.6反)の田んぼで米作りをしています!2009年から始めて、天日干しをしています。2年間は収穫なしでしたが徐々にコツを掴み収穫できてきました。無農薬、無除草剤、無肥料、天日干しの自然栽培・自然農法で、①疎植栽培(株間30cm)②深水管理(中干しなし)③生き物繁殖を基本として愛情を込めて育てています。

無消毒の種籾の購入(品種:あけぼの)と晩生品種の利点

本日、種籾を購入しましたo(〃^▽^〃)o。購入した種籾は、消毒していないので育苗から無農薬を実践しますね(o^-')b

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品種はあけぼのです。2年目からずっと同じ品種を使っています。

あけぼのについて(日本穀物検定協会)

 

現在国内にあるお米の中で、唯一の在来品種 朝日(詳細はこちら)の難しさである稲刈時の籾落ちを抑えた品種改良となっており、自然栽培に適した品種です。

肥料を与えると倒伏しやすいですが、逆に言うと無肥料で育てると倒伏することはありません。

食味はあっさりして大粒で歯ごたえがあり、どんぶりご飯・寿司米等に最適なお米です。

 

このあけぼのが、なぜ自然栽培に適しているかというと、晩生(おくて)の品種だからです。あけぼのの標準的な栽培スケジュールは次の通りです。

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イネは収穫時期が早い方から、「早生(わせ)」「中生(なかせ)」「晩生(おくて)」と呼ばれます。つまり、晩生の品種であれば、一番遅く田植えして一番遅く稲刈します。

普通の農家は、晩生は嫌がります。なぜかと言うと、他の農家よりも早く収穫する事で、新米の時期に早く出荷できるので高く買い取ってもらえるからです。よって、5月のゴールデンウィーク頃に田植えする人が多いのです。ちなみに、こしひかりは「中生の早」です。それに比べて私は売るわけではなく自分で食べるだけなので、早い時期に収穫する必要はありません。

さて、なぜ晩生の品種が自然栽培に適しているかというと、稲が一番無理なく育つ気温の時期に合致するからです。

例えば育苗時期を想像してください。5月上旬に田植えするという事は4月上旬に種を播くという事です。4月上旬はまだ夜とか寒くなるので、暖める機械で無理して芽出しして、ビニールハウスで気温管理しつつ育苗しまければなりません。そんな環境で育った苗は健康と言えるでしょうか?一番気をつけるべき育苗の時期に寒くて健康に育たないと将来の病気の原因にもなります。

これが晩生だと、6月上旬に種を播き6月下旬に田植えなので、既に気温は24℃以上、芽出しは水に浸けるだけでOK、種を撒いてすぐ路地に出してもOK、この時期の育苗は無理して芽を出してビニールハウスで甘やかせて育てるよりも、お米が芽を出したい時に出させて、植えたらすぐに外で日光に当てて育てる方が健康に育つような気がしてます(*^-^)。

稲穂の時期は、逆に寒暖の差がある方がおいしいお米になるような気がしています。

私自身、専門的な知識もなく、稲の立場に立ったらこう思うだろうなという事を想像しているだけなので間違えているかもしれませんが、これが自分の感性にあっている育て方になります。

今年も、あけぼので苗を甘やかさず健康的に育てますね(o^∇^o)ノ

 

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