素人が趣味で始めた自然農お米作り

今年から0.7反返却して、3.3反(耕起1.7反と不耕起1.6反)の田んぼで米作りをしています!今年で9年目、不耕起を試行しながら全面天日干しをしています。2年間は収穫なしでしたが徐々にコツを掴み収穫できてきました。無農薬、無除草剤、無肥料、天日干しの自然栽培・自然農法で、①疎植栽培(株間30cm)②深水管理(中干しなし)③生き物繁殖を基本として愛情を込めて育てています。

【まとめ】5月下旬頃 塩水選による種子選定の方法、やり方

通常、種籾はJA等で購入しますが、私は食べる用に保管している籾を、自家採種として利用しています!

そのため、籾は余るほど十分あるし、塩水選で浮いた籾も後で食べる事ができるので、通常の塩水選よりもきつい選定を行っています。その結果、半分ぐらい浮いてもいいと思っています!!

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私が保管している籾は、苦労して収穫した天日干し+足踏み脱穀した籾なので、機械乾燥の温風にさらされておらず、籾の傷みも少ない優良な種籾になると思っています(o^∇^o)ノ。

 

次に、正確な比重を計りたかったので、塩水撰種計(比重計)を購入しています。

f:id:shirotofarm:20160521213610p:plainAmazon.co.jp: 佐藤計量器(SATO) 塩水撰種計 1170-00: DIY・工具

 

真水だと比重1.00ですが、塩を溶かしていくと浮力が増えて比重が大きくなっていきます。通常うるち米だと1.10~1.15に調整して、浮いた籾を掬っていきます。

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塩水撰種計を購入しない場合は、卵の浮き方で確認できます。私は比重1.20にするので、卵では計測するのは難しいです。 

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真水に浮かせると比重1.00になります。

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この2つを含んだ準備物は次の通りです。詳細は、作り方の説明の際にお話しします。

1.種籾(1袋2kg)×4袋
2.ボウル(21cmサイズ)
3.塩水撰種計(比重計)×1個
4.10ℓバケツ×2個
5.ディジタル計り(2kgまで)×1個
6.すくい網×1個
7.籾袋(40×60cmぐらい)×4個
8.食塩(1kg)×3個
9.円錐型の大型洗濯ネット×1個

 

これらを準備した上で、私が行った塩水選の方法、やり方の概要は、次の手順です。

1.貯蔵缶から2kg単位で籾を取り出します
2.品種によって、籾のヒゲや芒(ノギ)や枝梗を取るために脱ぼうが必要です
3.真水で未成熟籾と藁を取り除きます

※購入している種籾であれば必要ありません
4.目的の比重の塩水を作ります
5.塩水の入ったバケツに洗濯ネットを被せます
※洗濯ネットで種籾を移動する事で、塩水を再利用できます。塩を買うお金がもったいないからです。
6.籾を入れて、浮いた籾を取り除きます
7.籾が浮かなくなったら、水で洗って塩を落とします
8.陰干しで乾燥させ、芽出しの時まで保管する
※ちなみに、この後温水消毒はしません。今までやらなくても無事育っているのと、高温に浸けるのは短時間でも恐いので(〃⌒∇⌒)ゞ メンドウナノガイチバンダケドネ。

 

1.貯蔵缶から2kg単位で籾を取り出します

(1)ボウルを使って籾を掬います。藁が沢山混じっています。

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(2)1杯の重さを量っておきます。私の場合は、約500g掬います。

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(3)4杯分2kgを乾いたバケツに入れます。

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2.品種によって、籾のヒゲや芒(ノギ)や枝梗を取るために脱ぼうが必要です

(1)私の品種の「あけぼの」は籾のヒゲがほとんどない品種なので必要ないですが、籾のヒゲがある品種は脱ぼう機を使って取り除きます。

f:id:shirotofarm:20160523000410p:plain←籾から伸びている部分です。

脱ぼう機はこんな感じです。私は必要な時は、農機具屋さんに有料でお願いしています。

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3.真水で未成熟籾と藁を取り除きます

※購入している種籾であれば必要ありません

(1)真水を8ℓぐらい入れて、2kg分の籾を入れます。

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(2)すくい網でかき混ぜます

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(3)浮いた籾と藁をすくい網で取ります。これを何回か繰り返します。

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(4)籾や藁が浮かなくなったら、水と一緒に籾袋に入れます。これを4袋分4回行います。

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籾袋は40cm×60cmぐらいが使いやすいです。私は、100円ショップで売っている潮干狩りネットを利用しています。

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4.目的の比重の塩水を作ります

(1)水20ℓに対して塩5kgでうるち米に適した比重1.13になりますので、皆さんの水の量で塩の目安としてください。比重計がない場合は、卵で判断します。

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(2)10ℓのバケツに8ℓぐらい水を入れて、2kgの塩を入れると、比重1.16となります。これでも十分、きつい選定となります。

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(2)私の場合は、8ℓに塩3kgを入れて比重1.20にします。私の場合は、比重1.16でもあまり浮かなかったのでこれぐらいにしていますが、どのHPを見てもこんな比重で行っている所はないので、真似しないでくださいね(〃⌒∇⌒)ゞ。

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5.塩水の入ったバケツに洗濯ネットを被せます

※洗濯ネットで種籾を移動する事で、塩水を再利用できます。塩を買うお金がもったいないからです。

(1)100円ショップで販売している細かい網の洗濯ネットを探します。私が購入したのは、直径38cm×深さ50cmの円錐形の洗濯ネットです。

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(2)私が購入した洗濯ネットは、ファスナーが横にあるタイプなので、円部分をハサミで切ります。

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(3)これを、塩水が入ったバケツに被せます。すくい網で底を押さえながら、引っ張ると綺麗になります。

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6.籾を入れて、浮いた籾を取り除きます

(1)籾を入れます。

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(2)すくい網でかき混ぜます。手で混ぜるのは避けたほうがいいです。塩水なので手に傷があれば、かなり痛いです。

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(3)浮いた籾を、取り除き用の籾袋に入れます。この籾は、後で美味しく食べます。これを何回か繰り返します。洗濯ネットの折り目に引っかかっている籾があるかもしれないので、1回ぐらい網を持ち上げて底からかき混ぜたりもします。

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(4)浮かなくなったら、充実した籾が残ります。

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(5)右に選定籾・左に浮いた籾を並べるとこんな感じです。奥行きがあるので分かりにくいですが、たぶん1/5も浮いていないと思います。比重1.20で思ったより浮かなかった(半分ぐらい浮くと思っていました)ので、自分の収穫した籾が優秀だったかなと感じて、ちょっと嬉しくなってきました(〃⌒∇⌒)ゞ。

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7.籾が浮かなくなったら、水で洗って塩を落とします

(1)籾が浮かなくなったら、洗濯ネットを持ち上げて、塩水をきります。

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(2)水を入れている隣のバケツに籾を入れます。

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(3)すくい網でかき混ぜて、塩を落とします。最初と違って、籾は浮く気配がなくなりますので、充実した種籾になったと実感できます。

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(4)すべての塩水選が終わった後に、流れのある用水路に5分ほど浸けておきます。

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8.陰干しで乾燥させ、芽出しの時まで保管する

(1)陰になる所で種籾を広げて乾かします。濡れたままだと、種籾の真ん中で芽が出るかもしれないからです。この時、深さがある籾袋だと、種籾を広げることができるので便利です!

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(2)乾いたら、風通しのいい所で保管します。ただし、鳥が来ない所に保管しないと、食べられてしまいますので注意が必要です。

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これで、ぷっくりした充実の種籾が選別できます。自家採種でこれを何年か続けていくことで、より良い種籾が残っていけば、手間をかける価値がありますね(o^∇^o)ノ。

 

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