【まとめ】田植え後の補植の方法、やり方と余り苗の処分(田植え機の場合)
田植え(田植え機)の説明の時にお話した通り、苗をつまむ数を少なくすれば、欠株が多くなります。少々の欠株は、株間が広くなったと思って補植しませんが、連続して欠株している所を補植していきます。
<余り苗の処分>
まずは、田植え後の余り苗は後髪惹かれますが、心を鬼にして処分します!
普通の農家の方は、残った苗を田んぼの水の中に浸けておいて、必要に応じて補植苗として利用しますが、私は次のデメリットがあると考えています。
①密集した苗をこれ以上水に浸けて育てても、健康には育たない。
※逆に、そこから病気が広がる危険性もあります!
②補植するたびに苗を取りにいくのは、かなり疲れる。
<田んぼの中の苗で補植>
そこで、補植用の苗は田んぼの中の苗を使います(o^∇^o)/ココガポイント!。
「え、田んぼの中に補植用の苗なんてあるの?」と疑問に思うかもしれませんが、機械植えすると欠株も多いですが、2本以上苗が植えられている所もあります!
そうすると、2つのデメリットが解決します。
①健康な苗を補植でき、補植する稲とその他の稲の生長は同じ
②近くの場所から苗を調達するので、苗を取りにいく手間がない
<田植え後1週間後の補植の手順>
田植え後1週間後の手順は、こんな感じです。
1.欠株の場所を探し、複数本植えている苗を探す
例えば、水色の部分が欠株ですが、赤色の部分に3本植えられている場合は...
2.複数本植えている苗(例では3本)を抜く
3.抜いた苗を1本づつ(例では3本)に分ける
4.抜いた場所と欠株の場所に1本づつ植える
私の理想は、1本植えなので植え直す場合は苗が余ってたとしても、必ず1本づつ植えていきます!!稲は、基本丈夫な植物なので、1本づつでも十分育ってくれます(o^∇^o)/。
<田植え後2週間後の補植の手順>
田植え後2週間後のやり方は、こんな感じです。
1.欠株の場所を探し、複数本植えている苗を探す
2.複数本の苗を全部抜かず、補植分だけ抜く
田植えしてから2週間経って、かなり根付いているので全部を抜かず補植する分だけ抜きます。ここは3本植えられています。
1本だけ、抜きました。
3.欠株の場所に植える
抜くときは、土の中まで手を入れて根を掴んで抜くのがコツです(*^▽^*)ゞココガポイント!。そうしないと、下の写真のように途中で折れてしまいます。根が少しでも残ってないと補植苗としては使えないので、注意が必要です。
また、この時期は分けつもしているので、分けつ部分も注意して抜いていきます。うまく抜けると、下の写真のような立派な苗を補植できます。
<田植え後3週間後に補植は無理です>
ちなみに、田植え後3週間後に補植するのは、無理です。複数本植えているところを探して...
1本残して抜こうとしても...
苗が生長して想像以上に分けつが進んでいるために、どれが分けつ前の葉か、分けつ後の葉か分かりません(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-!。ひとまず、試しに全部抜いてみました。
これを分けると3つの苗に分かれました。かなり分けつが進んだ稲です( ̄Д ̄;;
これを1本苗を残しつつ、補植苗を抜くのは...無理ですね(● ̄▽ ̄●;)ゞ。
<最後に>
苗箱とは違って広々とした田んぼで育った健康な苗を使って、必要な部分に補植していきましょう!!
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