【まとめ】田んぼを乾かす/落水するための溝切り&溝掘りの方法、やり方
私の田んぼは、中干しを行わず...
水はけの悪い田んぼを、あえて選んでいるので...
田んぼの仕切り板を外すだけでは乾かず...
稲刈りの時期には、いつも乾きが悪いです(〃⌒∇⌒)ゞ。
そこで、私は少しでも田んぼを乾かすために、溝切りを行っています(o^∇^o)ノ。
<はじめに>
同じ田んぼで何年も育てていると、特に水はけが悪い所が分かります。基本、できるだけサボりたい性格なので、水はけのいい所は何もせず、水はけの悪い所を集中的に対策を行います(〃⌒∇⌒)ゞ。
<溝切りの対策>
田んぼの溝切りというと、田んぼの中に溝を掘って水路を作る事を想像しますが、出穂~登熟期の間は根を切ることは極力避けたいので、私の場合は、まず田んぼの周辺の対策1、2のやり方で乾くかどうか試し、それでも対策出来ない所を田んぼの中の対策3のやり方を行っています。
1.田んぼのくぼみにできる水溜り対策
水の出口までに、くぼみがある場合水溜りができます。この水溜りは、簡易的な溝を掘ることで水を落とすことができます。この溝を掘るポイントは、水溜りの水面よりも低い溝を掘る事です。そうする事で、水が染み出してきて水を落とすことができます。
コンクリートの横に溝を掘ったり...
畦の横に溝を掘ったりします。
溝の掘り方は、次の通りです。
(1)スコップで溝をV時に押し込み切り込みを入れる
(2)切り込みいれた土を持ち上げて溝をつくる
※中途半端な深さの溝では効果が少ないです
(3)これを繰り返して水の出口まで溝をつくる
(4)出口まで距離が長い時は、途中に深い池をつくる
※深い水溜りを作る事で、ここまで水を引き込めるため。田んぼに傾斜がない場合に掘ります。
2.隣の田んぼから水が染み出た水溜り対策
隣の田んぼや小川から、田んぼに水が染み出ると水溜りができます。この水溜りは、溝を掘りながら自作の畦を作ることで、田んぼに水が入るのを防ぎます。これを作ると(1)の効果も見込めます。
こんな感じで作っています。草が生えて分かりにくいですが、溝と自分の田んぼの間に土を少し盛っています(〃⌒∇⌒)ゞ。
隣の田んぼは、現在耕作放棄していますが、結構な量が染み出してきます。
自作畦の作り方は、次の通りです。写真がないので、想像してください(〃⌒∇⌒)ゞ。
(1)スコップで溝を深く掘って、その土を溝と田んぼの間に盛る
(2)溝を水の出口まで掘る
(3)溝をクワで均して水が流れるようにする
(4)田んぼからジョレンで泥をすくって、畦に盛る
※ジョレンはこれです。田んぼの畦作業には必需品です!
(5)盛った畦の田んぼ側をジョレンで畦塗りする
3.田んぼの真ん中の水溜り対策
真ん中の水溜りは、仕方ないので溝切りをします。出穂後の溝切りは最低限にしましょう!田んぼの中の溝切りは、溝切り機を使うのが楽です。
私は、稲穂を踏むわけにいかないので、手押しの溝切り機で稲を避けながら使っています。
しかし、円盤部分↓が刃になっていないため...
草が生えていると使えないです。加えて、持つ場所が低いので腰を曲げなくてはならいので、お勧めできる商品では...。がっつり溝切りしたい人は、乗車できるタイプがいいと思います...使った事ないですが(〃⌒∇⌒)ゞ。
手押し溝切り機を使って、水溜りから対策1、2で作った田んぼ周辺の溝まで溝切りしましたが、あまり効果はなかったです(〃⌒∇⌒)ゞ。
やっぱり、乗用型の溝切り機か、対策1のようにスコップで深く溝掘りしていく必要があると思います。
<最後に>
この対策を行っても、私の田んぼは水溜りがなくなる事はないですが、普通の水はけの田んぼであれば、十分乾くのではないかと思います。私は、出穂1ヶ月後に始めて水を落としますが、皆さんが中干しをされるのであれば、その時にも使えるやり方だと思っています。
また、一旦溝を掘っておくと、来年の溝掘りは楽です。最初は小さい溝を作って、毎年大きくしていったり整備していったりしていくのが、疲れなくて良いかもです!
少しでも水溜りをなくして、稲刈りをし易い環境にしていきましょう(o^∇^o)ノ。
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